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◆邦┃楽┃の┃友┃メールマガジン     ◆2011年7月29日第495号◆
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■暑中お見舞い申し上げます。

・・・‥‥…━━━━━━━━┃内┃容┃!┃━━━━━━━━………・・・
★おたすけ社鳥の話「暑中見舞いのお話」(目次の1)
★大倉喜七郎展のお知らせ・長唄女子東音会若手演奏会(目次の2)
★7月30日より8月7日までの演奏会(目次の3)
★「8月号目次493号」「運勢494号」「NHK494号」(目次の4)
★邦楽の友社 社告・広告一覧(目次の5)
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【一中節を知る会】古曲を知るシリーズ第34回
8月5日(金)2時開演 3000円 紀尾井小ホール
「猩々」都乙中、都鳳中、都志中、都了中・都一中、都楽中、都勝中。
「石和川・上」宇治紫文・宇治紫津。
「安宅道行」菅野序恵美、菅野序紘・菅野序枝、菅野序美久。
お話・竹内道敬(前国立音楽大学教授)。古曲会主催。
やさしい解説と名演奏によって古曲を知り、楽しむ。
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1「おたすけ社鳥の邦楽ここだけの話」(487)
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            暑中見舞いのお話
                (株)邦楽の友社 社長 守谷幸則
暑中見舞いとは立秋前の約18日間(夏の土用)、
小暑から立秋前日の約1ヶ月。
あるいは梅雨明け以降からという人もいます。
いずれにせよ知人の家を訪ねたり、手紙をだすこと。
または、その手紙や贈り物のことをさします。
趣旨は1年中で最も暑い時期に相手の健康を気遣うことです。
立秋以降は残暑見舞いになります。

暑中見舞いは郵便局かデパートが
主導したのかと思っていましたが、
そうではなく江戸時代は季節の挨拶回りでした。
正月のご挨拶の夏季版ですね。
暑中ハガキの習慣は大正時代にあるそうで、
かもめーるとかはごく最近です。
残暑見舞いのほうは8月末までに出さなくてはなりません。
秋の暦になりますので猛暑でも「盛夏」でなく
「晩夏」「立秋」になります。

暑中見舞いは江戸時代の藪入りに原型があるように思います。
たった一日だけですが、親方や商店主から許しを得て
お土産を親に届ける風習です。
ほとんど休みのない奉公人のつかの間の息抜きでした。
嫁に行った娘も実家に戻ってきます。
藪入りの「ヤブ」は田舎の意味です。
家族親戚が集まる日はお盆でもあります。
お盆には先祖の霊も集まります。

お盆は、お正月と並ぶ二大行事です。
『日本書紀』によると、推古天皇時代(606)
「この年より初めて寺ごとに4月8日、
7月15日に設斎(おがみ)す」とあります。
7月15日がお盆ですね。
定着したのは平安時代です。
4月8日はお釈迦様の誕生日です。

暑中見舞いより先にお中元があります。
いまどきは殆ど同感覚で使われているのでしょう。
古代中国の道教信仰では、天官(天神様)を奉る1月15日。
地官(慈悲神様)を奉る7月15日。
水官(水と火を防ぐ神様)を奉る10月15日。
この3回のうち仏教思想と結びついた中元が行事となりました。
仏へのお供え物を親戚や近所に贈る習慣が、
「お世話になった人」に贈り物をすることになったわけです。

順番で行くとまずお中元、
次に暑中見舞い、
最後に残暑見舞いになります。
藪入りで奉公人を休ませた主は暑い中
贈り物を抱えて3回もお得意様廻りをしたのです。
あ、これは当時ごく普通のご挨拶で
「越後屋お主も悪じゃのう」でも
「袖の下」でもございません。(笑)

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2「リアルタイム情報」新着情報 並びに「投稿」ページ
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【ニュース・投稿 募集】
邦楽の友メールマガジンでは邦楽ニュースを募集しています。
冠婚葬祭、ちょっとした時事ネタなど、なんでもどうぞ。
Mailto:mag@hougaku.co.jp(35文字5行以内でお願い致します。)
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【大倉喜七郎展のお知らせ】
大倉集古館(ホテルオークラ正面玄関前)で
株式会社邦楽社出版課の安倍公子さんより情報をいただきました。
「大倉喜七郎と邦楽」展&「美術に視る音色」展
(8月2日~9月25日)が2展同時開催されるようです。

大倉喜七郎は男爵で大倉財閥2代目総帥。
地唄、長唄、常磐津、清元、新内、河東節、小唄、義太夫、
など邦楽に精通し、昭和初期に大和楽を創設した。
フルートと尺八を合体させたオークラロウの開発者でもある。
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【第43回 長唄女子東音会 若手演奏会】
日時:平成23年9月24日(土)午後1時30分開演
場所:日本橋公会堂(日本橋劇場)
チケット:2000円
演目:風流船揃、吾妻八景、角兵衛、島の千歳、合奏連獅子
出演者:東音小泉博子、東音福田眞規、東音小林百合、
     東音荒川知子、東音笹岡由希、東音河野文 他
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3「今週のおすすめ演奏会情報」
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│演奏会に行きませんか?│
♪───────────♪
「メール」でいただければ無料掲載いたします。
(35文字4行以内でお願い致します。)<Mailto:mag@hougaku.co.jp>
状況により中止、延期の場合がありますので確認の上お出かけ下さい。
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7月30日(土)邦楽へのいざない「はじめての邦楽」
11時/1時/4時(3回公演)2000円 国立小劇場
【11時の部】親子で楽しむ日本の音。
出演/AUN J クラシック・オーケストラ
【1時の部】語り、唄う声の世界。
出演/義太夫節・竹本越孝ほか。新内節新内剛士ほか。
      長唄・東音味見純ほか。
【4時の部】響きいろいろ、邦楽器の魅力。
出演/箏・遠藤千晶。囃子・望月太三郎ほか。
  三味線・今藤長龍郎ほか。
ご案内/尾上松也(1時の部・4時の部)
各部とも、開演30分前よりロビーにて
楽器もしくは浄瑠璃、唄の体験コーナーを設けます。
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7月30日(土)箏曲春和会 証券ホール
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7月31日(日)長唄弥しゃご会
12時開演 無料 証券ホール
主催・杵家弥七。第47回。「鬼さんこちら」「てんてんてつなぎ」
「お月さま」より「吉原雀」まで15番を上演する。
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7月31日(日)「和カフェ~和楽器による夏の歌~」
          リリース記念コンサート
5時半開演 3600円 CAY(東京・青山 スパイラルB1F)
和楽アンサンブル・佃康史(尺八・笛)、杉浦充(琴)、
上原潤之助(三味線、バンドマスター)木場大輔(胡弓)、
長田伸一郎(邦楽打楽器)
6月15日リリースの「和カフェ~和楽器による夏の歌~」収録曲が中心。
琴と胡弓のアンサンブルで井上陽水の「少年時代」や、
和太鼓と三味線が大活躍するジッタリンジンの「夏祭り」など。
夏の一夜、和楽器の調べと共にお過ごし下さい。
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8月3日(水)紀尾井江戸邦楽の風景 五「四谷で始めて逢うた時」
6時半開演 4000円 紀尾井小ホール
第一部・対談?ゲスト・鈴木理生。竹内道敬。
第二部・新内「蘭蝶」浄瑠璃・新内剛士、三味線・新内仲三郎、新内仲之介。
     講談「四谷怪談」一龍斎貞心。
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8月5日(金)一中節を知る会
2時開演 3000円 紀尾井小ホール
「猩々」都乙中、都鳳中、都志中、都了中・都一中、都楽中、都勝中。
「石和川 上」宇治紫文・宇治紫津。
「安宅道行」菅野序恵美、菅野序紘・菅野序枝、菅野序美久。
お話・竹内道敬(前国立音楽大学教授)古曲を知るシリーズ第34回。
やさしい解説と名演奏によって古曲を知り、楽しむ。古曲会主催。
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8月8日(月)第55回 藤井昭子地歌ライブ
7時開演 3000円 求道会館
「菊岡検校 流麗に花開いた京風手事物(2)」
「ままの川」三弦・藤井昭子。
「磯千鳥」三弦・藤井昭子。箏・渡辺明子。
「御山獅子」三弦・藤井昭子。箏・岡村慎太郎。尺八・青木彰時。
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8月13日(土)箏曲宮城会関東支部演奏会
12時/5時(2回公演)3000円 国立大劇場
【昼の部】「編曲八千代獅子」「昭和松竹梅」
「夜の大工さん・お宮とお寺(小学生)」「楓の花」「秋韻」「春の詩集」
「編曲松竹梅」「冬芽」「御代の祝」「越後獅子」「交声曲松」
【夜の部】「編曲八千代獅子」「春の曲」「都踊」「春の訪れ(中学・高校生)」
「菊の栄」「飛鳥の夢」「編曲松竹梅」「編曲さらし風手事」
「千代の寿」「石橋」「交声曲松」
箏曲宮城会関東支部創立40周年、第10回記念演奏会。
支部長は砂崎知子。一都六県の会員の内700名の出演者と、
将来を受け継ぐ小中高生が、宮城作品を中心に古典・現代曲を演奏。
昼夜とも終曲の宮城道雄晩年の大作「松」は、
様々な楽器と70名のコーラス合わせて120名の大編成である。
賛助出演・山本真山、藤原道山、徳丸十盟、青木彰時、
      高原聰子、若土祥子、望月晴美、藤舎朱音、青山恵子。
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8月13日(土)東京邦楽の集い
11時半開演 無料 牛込神楽坂駅真上・牛込箪笥区民ホール
主催は藤舎円秀。第6回。
第一部・演奏の部。長唄「正礼附」藤舎円秀門下・鳳聲晴之門下で開幕。
長唄「越後獅子」竹内恵子、笈川梨花。「勧進帳」杵屋栄富次、芹田陽子。
「元禄花見踊」飯田実佳。「春秋」りん。「神田祭」渡辺智恵子。
「鷺娘」吉井優子。「勝三郎連獅子」藤舎円櫻。「巽八景」七條了正。
「犬神」松井美智子。「越後獅子」杵屋勝松門下。「高尾ざんげ」杵屋栄富次。
大和楽2番「すしや」大和久緒。「萩と月・夢」大和久萌。
小唄「四万六千日・からくりの」春日豊花遊・春日とよ花次。
小唄「浜町河岸」守谷幸則・もも、かよ。立方・若柳勒芳。
小唄「見えぬ浅間・日の出宝満」磯良彦・かよ、もも。立方・若柳勒芳。

第二部・舞踊の部。「おもちゃのチャチャチャ・海」「鶴の声」亜鼓楽の会。
「廓八景」若柳勒芳。「花の三番叟」花柳比呂伊。「多摩川」藤間亜寿賀。
「京の四季」千鳥八雲、丹後絵里、柏木彩里、鹿能萌美。
「五色の糸」岡村好子、田部井ゆかり。「黒髪」黒澤留美子。
「蓬莱」藤間亜稀乃、藤間賀菜絵。「都鳥」横山俊子、藤間亜寿賀。
「老松」藤間勘七直。「島の千歳」藤間宏幸香。「大原女」菊川桂華。
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宮下伸、3「端唄で遊ぶ」粋有芙、4「飛躍のとき」花季利恵、5「松戸
小うた」中條京子、6「新内の世界」富士松鶴千代、7「リュウの記憶」
宮下伸、8「古典の景色」山木七重、9「水晶の音」遠藤千晶、10「坂川
小うた」中條京子、11「風の盆に魅せられて」蓼胡珠己、12「江戸
小曲六歌仙」、13「古典のしおり」小野正志、14「聖なる息吹」外山香】
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平成24年1月16日(月)証券ホール
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平成24年5月25日(金)証券ホール
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★小唄鶴亀会★
平成24年2月28日(火)三越劇場
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