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『時代を創る人と一緒に歩きたかった』
邦楽の友社主催公演にあたって
(株)邦楽の友社 社長 守谷幸則
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宮下伸さんの独奏を聴きたい、というのが私の偽らざる気持ちです。
そう思うと居ても立ってもいられない。
そこで、ある日、宮下伸さんをつかまえて「リサイタルをやりましょう」といって見た。紆余曲折がありましたが、こうして宮下伸作品リサイタルが、邦楽の友社の主催で開催できることになったのです。
ぜひ皆さまも聴きに来てください。
私が曲名を付けさせていただいた「リュウの記憶」ほか、宮下伸さんの魅力一杯の舞台を一緒に楽しみましょう。お待ちしています。
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というような、招待状を作りました。
ちょっと、くだけたもの。気持ちが素直に伝わるものをつくりたかった。
ところが、いざ書いてみると常識が邪魔をする。難しいものです。
招待状を受け取るほうは経験上あまり気にしないということが分かっているのですが、送り手はね。失礼があってはいけないと気にするものです。
ですからもし、そう感じた方がいらっしゃったらおっしゃってください。
責任は全て私にあるのですから。
で、まあ、そんな具合で私の念願がかなって今日の会を迎えたわけです。
今日の宮下伸さんは、作曲家宮下伸の作品を演奏する、箏・三十絃演奏家です。
普段の高崎芸術短期大学の学科長として学校教育に携わる熱意溢れる姿とも、後進・社中を指導している愛情溢れる姿とも、また違う宮下伸さんが現れます。
優れた作品を優れた演奏家が妥協せずに演奏するということが、どれほど素晴らしいかを、お目に掛けられると思います。
演奏家が舞台に華を咲かせて歴史が動き出します。そして新しい時代が創られます。邦楽の友社が主催公演を行う所以であります。
邦楽の友社は常に、新しい時代を創る人と一緒に歩きたいと願っています。
宮下伸さんと一緒に歩くということですね。
さてこの道は、どんな道になるのでしょう。
わくわくしてきませんか? |
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宮下伸作品リサイタル
平成14年12月9日(月)紀尾井小ホール7時開演
入場料:5000円(自由席)
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12月9日の主催公演「宮下伸作品リサイタル」は
大雪にもかかわらず、大勢のお客さまにご来場賜りました。
まことに有り難うございます。
演奏が終わっても誰も帰らない。拍手が鳴りやまない。
ひさびさに本当のアンコールを見させていただきました。
御礼申し上げます。 |
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【第1部】 写真はすべてリハーサルより。
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箏・十七絃合奏曲
「悠久なる大地」
高箏 宮下紫乃 西勝秀風
磯崎秀蘭 小林秀汪 長谷川秀智
低箏 石塚秀楡 中條秀佳
岡田秀早貴
吉田秀奏 酒井秀幸
十七絃 尾崎秀優 門倉秀織 |
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箏・十七絃合奏曲「詩郷」
高箏 北垣内秀響 五十嵐秀惠嘉
今野秀由幸
秋元秀由香
低箏 谷口秀桜花 中島秀彌都
遠山秀迪
江藤秀佳
十七絃 尾崎秀美芳 高橋秀河 |
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【第2部】 |
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三十絃独奏のための
メッセージ
三十絃 宮下伸 |
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海のまほろば
(文化庁委嘱)
箏 宮下伸 |
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【第3部】 |
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箏・三十絃独奏のための
リュウの記憶
(邦楽の友社委嘱初演)
箏・三十絃 宮下伸 |
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