父 富士松芳太夫、母 富士松鶴之助という共に新内界の実力者のもとに生まれる。
6才より芸事開始(長唄)。10才にてプロの道に入り、舞台出演。 新内、小唄、日本舞踊の名取。
昭和39年11代目市川団十郎に認められ、歌舞伎座へ新内の女性初の出語り出演。
昭和53年日仏芸能交換会の一員としてパリにて公演、岡田茉莉子と共「日本のシャンソン」をパリジャンに披露。
昭和56年千歳派三代目家元を継承、母鶴之助は宗家を襲名。
松本幸四郎、市川海老蔵、藤山寛美、中村勘九郎多を迎え、歌舞伎座本興業ほか、三越劇場を中心としてリサイタルを重ねる。文学シリーズ、新内風物詩等を試み、創作を発表している。テレビ、ラジオ、各イベントに出演。
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